2006年04月08日
あなたの探し物はもしかしたらこれですか?
わたしは1日に何回でもここを訪れて探し物をしています。
心の健康や自分探しのヒントがたくさん落ちていますから
一度覗いてみてください。
もしかしたらもう知っていたかも知れませんけど。
健康長者になる108つの魔法
2006年01月22日
2006年01月03日
わたしの2006年
あなたはどんな顔で新年を迎えられたでしょうか?
わたしは2006年が温故知新の年になるように
願っています。
今一度昔の日本をよく思い出してみて
心のあり方や大切さを一人一人がかみ締めて
日々生きてゆければいい年になる気がします。
インターネットは確かに便利です。
でもそれに頼りすぎて生身の心を置き去りにすると
結局痛みが自分に帰ってくる気がします。
程よく活用して程よくひととひとのふれあいを
大切にしてゆきたいですね!
わたしはこのブログを通して温故知新の意味の再確認
をあなたとともにしてみたいと考えています。
携帯のビジネスにも心が反映されればいい成功が約束
されるはずです。
http://www.bbline.net/mad/happei7/
2005年09月25日
こりの記憶 第49部
洞窟の中は明るかった。
壱与は来た事があるのかさっさとみんなの先頭に
たって歩き始めた。
隆馬の祖母はキッと引き締まった顔から温和でやさしい
隆馬の知っている祖母の顔に戻っていた。
カミーラはサイザの傷ついた体を治す軟膏をやさしく
塗ってあげていた。
やがて一向は光の輪をくぐり向けて大きな部屋にやってきた。
部屋の大きさはゆうに50メートルはあろうかと
思えるほど天井は高かった。
5人はその天井を見上げた。
そこにはt中世ヨーロッパの壁画を思い出させるような
見事な絵が飾ってあった。
壱与は自慢気にみんなに言った。
”わたしは覚えていないらしいけどこれ!
わたしが書いたんですって!!!”
”へえ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・”
みんなはそう答えるしかなかった。
祖母はそんな壱与がかわいくって仕方がないらしく
目を細めて見ていた。
隆馬はもう過去の記憶を思い出そうとはしなかった。
ひとりでに記憶のスイッチが入り、その当時何が
起こったか自分の頭の映像で映して見ることができたからだ。
そうあれは卑弥呼とおれがワード卿と戦いを繰り広げていた
暑い暑い夏まで記憶はさがっていく。
今の隆馬には記憶を映像化することは難しくはなかったのである。
ワード卿の攻撃におおいに痛手をおった隆馬と卑弥呼と壱与は
この洞窟へたどり着いた。
ここは戦士の休息場所として知っているものにとっては
ありがたい場所であったのだ。
ここにくれば傷ついた体や心までもが
癒されてエネルギーがチャージできることを知っていた。
特にここの部屋は”癒しの間”として何千年と人々が
利用してきた歴史があった。
壱与もそれを知っていたのだ。
部屋の真ん中には井戸があった。
そこからしたへ降りると紫色の光が周囲6メートルの
小部屋を照らしていた。
そこに入ったものは光のシャワーでエネルギーを
浴びることができ約10分もいれば元気になるのだ。
症状のそれよりも重い人は大きな部屋の奥の
鏡の間で特殊な光線を受けて治すことができた。
そしてみなが上を見ていた天井のノブに手をかけた
ひとには癒し音が心までチャージできる部屋であった。
隆馬はまばたきをしたあと卑弥呼のことを
考えた。
”おばあちゃん!卑弥呼はいまどこにいるんだろうか?”
祖母は隆馬のこころを読んでいた。
”隆馬、卑弥呼とお前は切っても切れない仲なのよ”
私よりもお前が集中して居場所を探し出せるわ・・・・・・・”
隆馬はその言葉によって救われたが自分がやるべき
仕事を考えてみる。
卑弥呼とおれがワード卿と戦うことはわかったけれど
そのあとの世界は一体どうなっていくんだろうか?
そう考えたとき急に卑弥呼に会いたくなってきた。
卑弥呼・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
2005年09月18日
こりの記憶 第48部
うわあああああああああああああああああ!!!
サイザの大きな声はさらに大きくなっていった。
無数の槍がまるで止まないスコールのように次から次へと
5人めがけて飛んできたのだ。
隆馬はとっさにみんなを取り囲むバリケードが必要だ!
と考えていたが隆馬が考えるのと同時にカミ−ラが印を
組んで風のシールドを張った。
槍は無数に飛んでは来たがすべてシールドの前で跳ね返されていた。
ふと隆馬は槍の飛んできている方向に目をやった。
するとそこには仁王立ちになった巨大な壁があった。
隆馬はわが目を疑ったが、槍のすべては
その壁が伸び縮みした無数の穴から吐き出されていたのである。
”なんなんだ?あの怪物は・・・・・・・・・・・・・・!”
すると隆馬の祖母が口を開いた。
”あれは、ゴルゴン壁といってワード卿の手下なんだよ
武器はあの槍と巨大な体を利用しての押しつぶしがあるんだよ
気をつけないとシールドを突き破る圧力がうえから
くるかも知れないから早くこの場から退散したほうが
よさそうね!”
そういうと祖母は手にオレンジの飴玉を5個出した。
”さあ、みなさん!
この飴玉を口の中に入れて私の後に
ついてきてくださいな・・・・・・・・・・・・・・・・・”
祖母の行動は素早かった。
そういい終わらないうちに老人とは思えない
スピードで西の方角に走り出した。
4人もその後についていくしかなかった。
隆馬はふと後ろを振り返った・・・・・・・・・・・
サイザも壱与もカミーラもおのおののスピードで
走っている・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
しかしそのすぐ後方にはゴルゴン壁のぬっぺりとした
威圧感のある姿が迫っている。
”あ!
危ない・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・!!”
見ると、一番後ろを走っているサイザめがけて
ゴルゴン壁はプレスをかける瞬間であった。
”サイザ!
かわせ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・!”
隆馬はサイザの体の重さを心配していたが
それは取り越し苦労であったことがわかった・
サイザはなんと身軽に横にピョンっと!
身をかわしたのである。
その後にはゴルゴン壁の地面に思いっきり
体をぶつけた鈍い音があたりに響いた。
ドヮあああああああああ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・んんンン
”よし、いまですよ!
みなさん・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
飛び込むわよ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・”
そういうと祖母は目の前の湖に先頭になって飛び込んだ。
”え!!
飛び込むの??!!”
サイザも隆馬もびっくりしたがカミーラと壱与は
当たり前という顔をして言った。
”だっておばあちゃんは”水の精”なのよ!
大丈夫・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
さっきくれた飴玉は水の中でも呼吸ができる
酸素飴なの!
さ!
いくわよ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・!”
そういうと壱与が飛び込む・・・・・・・・・・・・・
続いてカミーラがスーと飛び込んだ・・・・・・・・・・・・・・・
サイザと隆馬は顔を見合わせていたが、のっそりと
起き上がったゴルゴン壁の怒り狂った姿を見るなり
素早く2人は仲良く湖に飛び込んだ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
湖の中をかなり下のほうまで5人は潜っていっただろうか?!
やがて横に抜ける洞窟の前で祖母は立ち止まった。
祖母は手にボールを抱える印を組んだかと思うと
真言を唱えだした。
”ジンカリ ムンナ ジンカリ ムンナ・・・・・・・・・・・・・・・・”
すると、どうだろう!
洞窟を閉めていた扉がゆっくりと開いたのである。
”さ!
中へ入りましょう・・・・・・・・・・・・・・・・・・・”
祖母に促されるままに4人は洞窟に足を踏み入れた・・・・・・・・
2005年09月14日
こりの記憶 第47部
”お!おばあちゃん!!”
そこには隆馬の大好きだった祖母が立っていた・・・・・・
”隆馬・・・・・・・・・・・・・・・
やっと・・・・・・・・・・・・
やっと、会えたわねえ・・・・・・・・・・・・・・・・”
祖母の目元は少し濡れている。
大好きだった祖母の姿を見ていると隆馬はあの丘での
祖母との出来事を思い出さずには要られなかった。
遠い、遠い記憶の中で2人は夫婦だったのだ。
”おばあちゃん!
お母ちゃんの居場所を知っているかい?”
隆馬は抱きしめたい衝動に駆られたが、今は
まずい・・・・・・・・・・・・・・・・・・
と、自分を戒めた・・・・・・・・・・・・・・
ところが、祖母は隆馬の手をとり明るく微笑むのだった。
”また一緒に行きましょうね?!”
”う・・うん・・・・・・・・・・・・・”
隆馬はそう答えるしかなかった。
やがて祖母はピンク色のパンを取り出して
カミーラの口元へ持っていった。
薄く開いた彼女の口にパンのかけらを乗せると
水が吸い込むようにスーとカミーラの体の中へ消えていった。
するとカミーラは体を震わしながら立ち上がったのだ・・・・・・・・・・・・
”ありがとう!
あなたは・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
そういうと目をキッと開けて直立不動になった。
”水の精・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・”
隆馬はその言葉を聞くと、わが耳を疑った。
カミーラが昔から言ってたっけ・・・・・・・・・・・・・・・?!
ワード卿に立ち向かう自然界の精の中で”水の精”が
一番、尊敬できるって・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
えっ!
それがおばあちゃんってことか????
ますます分からなくなってきたが、カミーラとおばあちゃんは
親しげに話し始めたのだった・・・・・・・・・・・・・・・・・・
その時だった・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
どこからともなく槍が大量にこっちに向かって迫ってきた。
”うわああああああああああああ!!”
その瞬間、地面に突っ伏していたサイザが
大きな声を出した・
2005年09月12日
こりの記憶 第46部
大男の目は大きかったがカミーラの出す香りの
ためにだんだんと瞼が閉じてきた。
やがてドサットいう音とともに地面に崩れ落ちていった。
隆馬はなんだか拍子抜けしたがカミーラの真剣な
表情と荒い息を見たときに相当なエネルギーを使っていた
ことに気がついたのだった。
”わたし・・・・・・・・・・・・・・・・・・
力がだんだんと薄れていくのがわかる・・・・・・・・・・・・・・・・・
隆馬さん・・・・・・・・・・・・・・・
あなたの記憶の扉の奥をもっと開いてみて・・・・・・・・・・
きっとそこにはエナジーの小箱があるはずよ・・・・・・・・・・
昔、戦いのたびにあなたはわたしたちにその小箱から
ピンク色のパンのかけらをくれたわ・・・・・・・・・・・・
それが、いまあればわたしの体力も回復するはず・・・・・・・・・”
そういうとカミーラは折れるように地面に座り込んでしまった。
お、俺の中にあるピンク色のエナジーの小箱?????
隆馬は不思議な感じを覚えたが記憶の奥にある
小箱を探そうと意識を集中してみた。
”ふううううううううう・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・!!”
腹のそこから搾り出すような声を1分ほど上げていただろうか・・・
隆馬は頭のどこかで何かをスクリーンに映して思い出した。
まるで宇宙遊泳をしているかのような感覚であったが
隆馬の手の先にははっきりと小箱が当たっていた。
こ、これだ・・・・・・・・・・・・・・・・!!
隆馬はその小箱を取り出すや否や目をぱっと見開いた。
”カ、カミーラ!!
小箱を取ってきたぞ!!
でもどうやってこれは開ければいいんだ??”
カミーラはやっとのことで隆馬に笑いかけ、言った。
”隆馬さん・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
お母さんのことを思い出すのよ・・・・・・・・・・・・・・・・・・
そしてお母さんの笑い顔をそのままその小箱に重ねて
見て・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・”
カミーラはそういうとまたぐったりとなった。
隆馬は半信半疑であったが、とにかくやるしかなかった。
記憶の中の母はなんだか悲しそうな目をしていた。
しかし、ひとつの記憶を隆馬は思い出した。
それは彼が母の誕生日に送ったピンク色のネックレス
のことだった。
母はこれまで見せたことのない笑顔でネックレスを手に
とり微笑んだ・・・・・・・・・・・・・
”隆馬、母さんね・・・・
前からこれほしいと思っていたのよ・・・・・・・・・・・・・・・
でもお前が持ってきてくれるなんて・・・・・・・・・・・・・・・・・”
母はしげしげとネックレスをいとおしげに見つめていった。
”わたしのおばあちゃんからもらったネックレスなのよ!!”
隆馬は母の言っていることが理解できていなかった。
”おばあちゃんにもらったって??
でも俺、そのネックレス町の骨董やで買ってきたんだよ・・
どういうこと?”
隆馬の疑問はそれまでだった。
母はそのあと軽い貧血を起こしてついに
聞く機会を逃していたのだった。
しかし、母のあのときの笑顔だけは思い出すことができた。
そうっとその笑顔をピンクの小箱に重ねてみる。
スー・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
軽い風の音とともに小箱が開いた・・・・・・・・・・・・・・・
”あっっ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
隆馬は思わず叫んでしまった。
無理もなかった・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
そこには隆馬の祖母が立っていたのだ・・・・・・・・・・
”お、おばあちゃん・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・”
2005年09月10日
こりの記憶 第45部
赤々とした光の中から現れたのは全身真っ黒な
毛で覆われている5メートルはゆうにある巨大な大男であった。
そして手には似合わぬ小さな銃を持っている。
大きな手の方に目を奪われて銃などにはまったく気がつかなかったが
その銃口は正確に隆馬を狙っていた。
”うおおおおおおおおおおおおおおお・・・・・・・・・・・・・・!!”
サイザはそんな銃にはお構いなしにその大男向かって飛び掛っていった。
サイザも大きな部類で2メートルは背丈があったのだが
まるでそれは大人と子供のケンカのようであった。
”がるううううううううう・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・!!”
大男は低いうなり声を上げながらしつこくいまとわりついてくる
ハエのようなサイザを大きな手で払いのけた。
空中高く飛ばされたサイザは洞窟の天井に鈍い音とともに
ぶち当たってこれまた低いうなり声を上げて落ちてきた。
”こ・・・・・・・・・・こいつの・・・・・・・・・力ときたら・・・・・・・・・・・・”
そういうとサイザ地面に大の字となり倒れこんでしまった。
ふと後ろをみると壱与がいつのまにかおおきな恐竜
に変身をしていた。
しかし壱与の頭がすれすれで洞窟のなかに立っているために
戦いは正面衝突しかなかった。
グシャ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・!!
鈍い音がしたかと思うと壱与までもが自面に倒れて動かなく
なってしまった。
隆馬は身構えた・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・!
よし!壱与とサイザの敵討ちだ!
そういうと隆馬は手で印を組んだ。
しかしそのときなんとも言いようのない香りが隆馬を
包んでいった。
隆馬の後ろからカミーラが香りの風を大男に送っていたのだ。
”カ!カミーラ!”
隆馬は叫んだがカミーラの目は戦士の鋭い眼光を放っていた。
その大男はカミーラの出す香りを嗅ぐたびに体の
力が弱っていくのがはっきりと隆馬にもわかった・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・!
2005年09月09日
コリの記憶 第44部
洞窟の中は真っ暗であった。
お互いの存在すらわからぬくらい深い闇で覆われている。
隆馬は言い知れぬ邪悪な存在がかすかではあるが
4人に迫っていることを体で感じていた。
次第にその邪悪な存在は近づいてくるのを
必死に隆馬は意識を集中していた。
”みんなあ!気をつけろ!
何かがこっちに向かってものすごいスピードでやってきている!
いままでにない大きな力を俺は感じている!
ここを抜けないと当然目的に近づけないが
無理は決してするんじゃないぞ!
そのためには4人が意識を1つに集中していかなくては
やられてしまう!
みんな!
カミーラの出す風の音に思念をあわせてくれ!”
そういうと3人は暗闇の中でおのおのがカミーラの
出す風を待った。
カミーラの風の出し方は独特なもので
14種類の風を自由自在に操ることができた。
その中のひとつである”スター共通風”を小刻みに
3人に向けて出し始めた・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
壱与が一番先にこの風を受け止めることができた。
彼女もまた邪馬台国の重要なポストを守り抜いてきた
実力者であることを考えれば、たやすい作業であったが
サイザは別であった。
彼は風そのものが苦手としている戦士なのだ。
過去世においてハリケーンで自分以外のすべての人を
失った過去を持っていたからだ。
彼の額には汗が次第ににじみ出してきた。
しかし長年どんな苦難にも立ち向かってきたガッツが顔を
覗かして来た。
カミーラはそんな3人の気配を感じ取りながら
”スター共通風”を送り込んでゆく。
隆馬の方はというと余裕でカミーラの風を
気持ちよさそうに受けていた。
彼は風が大好きであった。
それは過去世においても同じ経験を持っていて
風が吹くたびに心が躍り体の中にエネルギーが
満ち溢れていくのを感じ取ることができたのだった。
やがて4人が意識をひとつに集中してひとつのバリアを
形成した・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・!!
目には見えないが明らかにそのバリアは強固なもので
敵の攻撃にも十分に耐えるだけのものだった。
”ん!
来る!”
突然、隆馬が大きな声を出して3人に注意を促した。
それは洞窟の奥の方からものすごいスピードを上げて
やってきた・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・!!
”んああああああああああ!!!!”
サイザが妙な声を上げた。
その瞬間、真っ暗だった洞窟が赤々とした光で覆われた。
4人は目の前に立っている巨大な物体に目が
釘付けになってしまった。
2005年09月07日
こりの記憶 第43部
隆馬は弟の隆三が助けを求めている姿を頭の
中で見ることができた。
いつの間にかかつての能力が一つ一つ思い出されていくことを
自分でも感じていたのだ。
カミーラはそんな隆馬をやさしく見つめていたが急に
思い出したように隆馬にいった。
”隆馬さん!
隆三さんがいるかもしれないキリ番の洞窟はここからそんなに遠くないわ!
ね!
行ってみましょう・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・!!”
隆馬もそのつもりであった。
”壱与ちゃん!サイザ!さあいこう!”
そういい終わらぬうちにさっさと隆馬は早足で歩き始めた。
”ま!待ってよ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・!”
壱与とサイザは必死に隆馬の後を追いかけた。
やがて4人は大きな岩壁にぶち当たった。
高さは約50メートルはゆうにあろうかと思われるほど
その岩壁は巨大であった。
よく見ると岩陰の横に小さな洞穴があった。
注意してみないととおり過ぎてしまいそうなほどその入り口は
小さかった。
隆馬は目を閉じる。
精神を統一して洞穴の中をココロの目で見ているかのようであった。
やがて隆馬はカッと目を見開いて叫んだ!
”いるぞ!
隆三がいるぞ!
しかし罠かも知れない・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・”
隆馬の予感は当たっていたのであるがそのときは
弟に会いたい気持ちが先行してしまって冷静な判断が
つきにくかった。
”でも、ここまできたんだ!
行くしかないべ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・!”
サイザが隆馬の背中を押した。
”そうよそうよ!
早く助けに行ってあげなくっちゃ!
それにワード卿を倒すためには隆三さんから聞き出すことも
忘れないでね!”
カミーラも大きくうなずく。
”隆馬さんの予感は当たっているでしょう!
でも前に進まなければ真実の答えは手にいれることはできないでしょう!
相手の懐に飛び込んでいっても4人で力を合わして戦えば
大丈夫だと思います、気持ちをひとつにしましょう!”
そういうとカミーラは手を空中高く上げて呪文を唱え始めた。
”オン サラバ キンクイナ オン サラバ キンクイナ!!”
風が舞った・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
船団を連れて行くかのように風は4人を包み込んだ。
4人の体がその瞬間、空中に浮かび上がった・・・・・・・・・
膜ができたかのように4人の周りは球体で覆われていた。
隆馬は念を強める・・・・・・・・・・・・・・・・・・・!
カミーラもまた念を強めた・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・!
その瞬間、4人は洞穴の中に消えていった・・・・・・
2005年09月04日
こりの記憶 第42部
姿をあらわしたその人物に3人の目は釘づけになった。
無理も無かった・・・・・・・・・・・・・・・・・
この世のものとも思わないくらいの美貌を持っている
9頭身の美女であった。
地面につくくらいの長い長い髪をなびかせながら
透き通った瞳で笑いかけている。
”カミーラ、ほんとうに君なのか・・・・・・・・・・・・・・・・??!”
カミーラと隆馬に呼ばれたその女性は
美しい声で言った。
”隆馬さん!会いたかったわ・・・・・・・・・・・・・・・・・!
と、言ってもいつもわたしはあなたのあとを風にのって
追いかけていたけど・・・・・・・・・・・・・・・・・・
あなたがこうして記憶を取り戻してくれたおかげで姿を
あらわすことができたわ・・・・・・・・・・・・・・!!
ありがとう!!”
”カミーラ!君が来てくれてほんとうにうれしいよ!
なんたって、君のその風を自由自在に操れる能力が
あればワード卿の砂塵攻撃の方向を変えることができるものな!
そうすれば前に戦ったときみたいな無様な負けになることは
ない!
ほんとうに君がいれば百人力だよ!!”
カミーラは照れくさそうに言った。
”隆馬さんの人徳よ!
わたしもあなたの魅力に負けた1人だけど・・・・・・・・・・・・・・・
あなたの吸引力がなければみんな集まらないわ・・
ねえ!”
そういうとカミーラは壱与とサイザのほうを向いた。
”そうさな!
隆馬がいないと・・・
おれもここにはいねえ・・・・・・
やっぱり、みんなお前の行動力や魅力にひれ伏したのさ・・・・!
サイザは言った。
壱与は恐竜に戻った大きな体を揺すりながら
首を立てに振る・・・・・・
隆馬は仲間がいることがこんなにも胸を締め付けるものだとは
いままであまり感じてはいなかったが
今は涙が出るほどうれしかった。
”カミーラ!それはそうとおれのお母ちゃんを見なかったかい?
それに弟の隆三も・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・”
カミ−ラはしばらく考えていたがやがて
思い出したこのようだった・・・・・・
”そう・・・・・・・・・・・・・・
涙の草原で走っている?恐竜を見たわ・・・・
何かに追いかけられているみたいだった・・・・
ひどく慌てていたわ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
あとキリ番の洞窟でもう一匹の恐竜を見た記憶があるわ・・・・・・・・・・・・・”
隆馬はピンときた。
”そ!それは・・・・・・・・・・・・・・隆三だよ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・!!”
2005年08月29日
こりの記憶 第41部
やがて隆馬は力こぶしをつくって仁王立ちに
なった・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・!
”よし!こりの記憶をさがしにいこう!!
そうすれば俺たちの魂の遍歴から何のために生まれてきたか?
やソウルメイトがわかる!
大体の過去はわかった・・・・・・・・・・・・・・・・
あとはお母ちゃんと隆三を捜し出して記憶を
合体させればワード卿に太刀打ちできる・・・・・・・・・・・・・・!”
壱与はその言葉に続いていった。
”隆馬サンがこりの記憶を思い出してくれたら
もうそのままワード卿と対決しても勝てるわ・・・・・・!
でもその前に卑弥呼からもう一度耶麻大国の
秘密の洞窟の場所を聞くことよ!
あの場所を知っているのは卑弥呼だけですもの・・・・
隆馬さん!
わたしたちの準備はもういいわよ!!
サイザもあんなに退屈な顔をしているわ!
戦いたくって仕方がないのよ!
耶麻大国で戦ったようにまたみんなで力を
あわせて戦いましょう・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・!”
そういうと壱与はジャスミンに深々と頭を下げた・・・
あなたのおかげです・・・・・・・・・・・・・・
わたしたち忘れ物をとりにここにきた気がします。
思い出させてくれてありがとう・・・・・・・・・・・・・・・・!”
ジャスミンは当然の顔をして答えた。
”私が存在しているのはすべてあなたがたに思い出させる
ためなの・・・・・・・・・・・・・・
だから役割のある有意義な時間をもててわたしのほうこそ
お礼を言わなくっちゃ!!
あ・り・が・と・う・!!”
やがて3人はクレイタウンの入り口まで戻ってきた・・・
”さあ!これから本当の旅がはじまるぞ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・!!
心の用意はいいかい?”
隆馬は壱与とサイザを見た。
”合点だあ!
俺はこの旅にいく使命があるってことを思い出したぜ・・・・・・・・・!!
このなかの誰が欠けても目的の場所には行きつかねえ・・・・
よろしくたのむぜえ!!”
サイザが大きな声で言った・・・
”わ、わたし・・・・・・・・・・・・・・・・・”
壱与が静かに口を開く・・・・・・・・・・
”魂の目的を見つけられてほんとうに震えがとまらないの・・・・・・・・・
もっと過酷な使命が待ち受けていても大丈夫よ・・・・
隆馬サン!
サイザ!
手を出してみて・・・・・・・・・・・・・・・”
その言葉につられて2人は手を出した・・
その上から壱与も手をそっとおいた。
3人の手が重なり合った・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
想いが反響しているのか風が吹いてきた・・・
”カ・・・カミ−ラ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・”
隆馬はその風に向かって言った・・・・・・・・・・・・・
”カミーラ・・・・・・・・・・・・・・・・
やっと会えたな・・・・・・・・・・・・・・・・”
隆馬は水を得た魚のようなキラキラ輝く顔になった・・・・・・・・・
その瞬間、風の中から誰かが出てきた・・・・・・・・・・・・・・・
2005年08月26日
こりの記憶 第40部
ジャスミンがわたしのおねえさん・・・・・・・・・・??!
壱与は隆三のことが好きで好きでたまらなかった。
だからジャスミンが隆三のことを知っているなんて聞いたときに
自分の中にジェラシーがわいたことが今になってとても恥ずかしかったのだ。
それとジャスミンとの過去が走馬灯のように思い出されて
涙が溢れて止まらなかった・・・・・・・・・・
わたしも魔法戦争に参加していたのかしら??
壱与は頭の中を駆け巡る記憶に全神経を集中してみた。
そこにはまぎれもない自分自身が戦っている風景が映し出された。
隆三もいる。
しかしこのとき、隆三とは兄弟であったことを壱与は理解せざるを得なかった・・・・
だから・・・・・・・・・・・・
あんなに・・・・・・・・・・・・・・・・
好きだったんだわ・・・・・・・・・・・・・・・・・
壱与は納得しながらも自分のいとこである卑弥呼の姿が
映らないことに疑問を感じていた・・・・・・・・
”ジャスミンおねえさん!!
いとこの卑弥呼はこの時代わたしたちといっしょじゃあ、なかったの?”
ジャスミンは少し言葉に詰まったが
やがて意を決したのかゆっくりと壱与に言った・・・・・・・
”あのね!壱与ちゃん!
あなたのいとこはわたしのいとこでもあるのよ・・・・
わたしもはじめてその事実を聞かされたときには
簡単には信じられなかったわ・・・・・・・・・・・・・・・・!
でもそれがもしもほんとうでもたくさんの歴史のなかの
1ページに過ぎないことに気がついてね!
実は、卑弥呼はかつてワード卿の”妻”だったのよ!!
でもワード卿の残忍な性格に嫌気がさして2人で暮らしていた
疫霊山を彼女だけ降りてしまったの・・・・・・・・・・・
当然のようにワード卿は怒り狂ったわ!!
その怒りの雄たけびで周辺の山々は崩れ落ちてしまったの・・・・
やがて卑弥呼は耶麻大国をつくることになるけど
そこにあなたはまた生まれていくわけなの・・・・・・・・・・・
ちょっぴり複雑だけどそれが真実なのよ・・・・・・・・・・・・・・・・・!!
ジャスミンは一気に話し終えると壱与の反応を待った。
やがて壱与が口を開こうとした瞬間、今度はサイザが先に言った・・・・・・・・・・・・・・・・!!
”俺の記憶だと耶麻大国のどこかに秘密の洞穴があってそこに
カギが隠されているらしいぜ!!”
自慢げに言っているサイザに変わって壱与が言葉を続ける・・・・・・・・・・
”洞穴を開く呪文を知っているのは隆馬さんと隆三さんの
お母さんってことよね!”
壱与は興奮気味に言った・・・・・・・・・・・
2005年08月12日
お知らせ
こりの記憶
いつもいつも読んでくれてありがとう
ございます・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・!!
明日から夏休みに入りますので24日までお休みします・・・・・・・・・・・・・・
そのかわり構想を練ってきますので
楽しみに待っていてくださいね!
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加山八平

